ABI検査装置
ABI検査でどのようなことがわかりますか?
動脈硬化の進み具合がわかります。
動脈硬化は、動脈が老化して血管の弾力性がなくなったり、血管の内側にプラークと呼ばれるものがたまったりして、内腔が狭くなった状態を言います。
動脈硬化の進み具合は、食生活や運動不足など、生活習慣の違いが大きく影響してくるため個人差があります。
動脈硬化を早める原因として高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、肥満などが上げられています。動脈硬化を放っておくと、脳出血や脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などをひき起こす原因となることがあります。
  • ABI(Ankle-Brachial Index、上腕と足首の血圧比)検査
    足首と上腕の血圧比を測定することで血管の狭窄の程度がわかります。健康な方の場合は、足首の血圧は上腕の血圧より高いのが普通です。しかし、足の動脈がプラークなどで詰まったりすると血流が悪くなり、上腕の血圧より低くなります。したがって、ABIの値も低くなります。
  • CAVI(Cardio Ankle Vascular stiffness Index、心臓足首血管指数)検査
    心臓から足首までの動脈の硬さを指数で表します。検査結果は血圧には左右されません。血管が硬いほど指数は大きくなります。
検査対象となるのはどのような方ですか?
主に高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、肥満など、動脈硬化の危険因子をお持ちの方を対象に検査しています。検査を受けたことのない方のスクリーニングとしても測定することがあります。
検査はどのように行われるのですか?
ベッドに横になっていただき、両腕と両足首の血圧を同時に測定します。測定にかかる時間は10分程度です。

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