フットケアチーム

当院では、2005年4月より、足の治療の先進国である米国の技術を学んだ医師・看護師が中心となってフットケアチームを編成しています。メンバーは血管外科医、看護師、理学療法士、臨床検査技師、管理栄養士などで構成されています。


入院時にまず足のアセスメント(評価)を行います。たとえば動脈触知の有無や、タコ・ウオノメの有無、神経障害の有無、間欠性跛行(かんけつせいはこう)の有無、皮膚乾燥・湿潤の有無などです。その後、定期的に足を観察しながら、爪切り・フットマッサージ・スキンケアなどの足のケアを行います。


足の検査としては、ABI(Ankle-Brachial Index)で血管の詰まり具合を調べて動脈硬化症のリスク判定を行います。また、SPP(皮膚潅流圧測定)で血流の状態を調べ、3DO(3-Digital Orthotics)で足底圧や歩行状態を判定しています。万一、糖尿病性の下肢潰瘍や動脈硬化症が原因で生じた難治性潰瘍傷になった場合でも、当院の「創傷ケアセンター」で治療を受けることができます。


当院のフットケアチームは、緊密なチームワークによって多様なタイプの創傷に対応しています。なお、透析治療専門の関連透析施設でも、継続してフットケアのフォローを行っています。

フットケアチームのスタッフ紹介
内野 敬(うちの たかし)/院長
佐々木 司(ささき つかさ)/副院長兼院長代行
髙橋 知世美(たかはし ちよみ)/看護師  他