フットケア外来
足の異常と糖尿病
最近は、糖尿病が原因となる腎臓病が目立って増えています。
糖尿病は、初期のうちは自覚症状がないのが特徴で、血液検査による血糖値の異常や、 尿検査による蛋白尿の高い値などを指摘されて初めてそれと気づくことが多いようです。
しかし、糖尿病と指摘されても、肉体的にはそれほど大きな苦痛を伴わないせいか、放置したままにして悪化させてしまうケースが多く見受けられます。 糖尿病はその初期の段階でも、足がつったり、こむら返りを起こしたり、しびれ、痛みを生じるなど、足先に異常が出ることがあります。
糖尿病を進行させると、やがて動脈硬化による足の血流低下によって、神経障害や腫れ、靴ずれ、傷の悪化、長期にわたる化膿などを生じ、最悪の場合には壊疽(えそ)を起こして足を切断しなければならなくなることもあります。
「フットケア外来」では、糖尿病や慢性腎臓病によって生じるさまざまな足の障害を、初期の段階からケアすることを心掛けています。
フットケア外来の診察
  • 診察時間
    第2土曜日、第4木曜日
    午前  9:00~11:00  2階 創傷ケアセンター内
    午後 14:00~16:00  2階 創傷ケアセンター内
  • 予約方法
    完全予約制です。
    外来診療予約電話
    0120-113-751
  • 診察対象とする患者さん
    当院に通院中の糖尿病の患者さん、腎不全の患者さん(保存~維持期)で、足に傷が無い患者さんのみを診察対象とします(当面の間)。
    足の皮膚の肥厚による圧迫がある場合や、爪の肥厚、変形などによって自分では爪を切れない場合、足の潰瘍の予防法を知りたい患者さんなどが主な診察対象となります。
  • 診療内容
    爪切り、タコやウオノメなどの肥厚部削り(やすり・グラインダー)、フットマッサージなど。
  • 検査内容
    SPP検査(皮膚潅流圧測定)、3DO(スリーディーオー)検査、足の骨のX線撮影
担当医師(常勤)
内野 敬(うちの たかし)/
院長、外科担当医
専任看護師
髙橋 知世美(たかはし ちよみ)
フットケアチーム所属
守谷 絵美(もりや えみ)
フットケアチーム所属