褥瘡対策チーム
褥瘡対策チーム(PUT、Pressure Ulcer Care Team)は、褥瘡対策を通じて医療の質の向上に貢献するために、 褥瘡リスク群の発生予防と早期治癒を目的として活動しています。
医師、看護師、看護助手、薬剤師、管理栄養士、理学療法士・作業療法士、医事課の7部門の職員で構成されています。
褥瘡対策チームの主な活動
  • 毎週火曜日の褥瘡回診では、多職種による多角的な視点により褥瘡の治療に努めています。
  • シリーズ化した院内勉強会を開催し、知識の伝達にとどまらず、 患者さん体験や実習など、参加型の勉強会を行い、毎日のケアに直結するよう工夫をこらしています。
  • 毎年、日本褥瘡学会に参加し、演題発表を積極的に行っています。
  • 褥瘡対策用具の管理は、理学療法士を中心としたチームで考えながら、エアーマットやポジショニング枕などを効果的に使用するよう工夫しています。
  • 褥瘡対策マニュアルの作成と見直しを定期的に行っています。
  • 月1回の褥瘡対策委員会による検討会議を実施し、問題に即応できるようにしています。

褥瘡対策チームは「多角的な視点でありながら、向かうベクトルは常に一つ」であることをモットーに、活気あるチーム医療を提供しています!
院内感染対策の実際

週1回、ICTミーティングを行い、各職種から病原微生物の検査結果、抗菌薬の使用状況、ディバイス(装置、器具、用具など)の使用状況などが報告され、院内における感染症発生状況を把握しています。 2004年4月から月2回、ICTニュースレターが発行され、感染関連のトピックスやサーベイランスの結果を報告しています。


また、院内感染講習会は感染症に関わる最新情報や感染予防対策の強化に向けた内容を中心に、年2回開催しています。 2008年7月には「新型インフルエンザについて~透析関連施設において何が必要か~」のテーマで開催しました。


ICTラウンドでは、院内の隅々まで観察し、良かったこと、気がついたことなどを各部署に報告しています。その結果、問題があれば、どの部署でも速やかに改善されています。当院は中小規模の病院であるため、ICTは小回りがきき、現場へ直接出向いて対応することができます。


ICTチームは、感染予防の目で現場を見ます。その結果、現場のスタッフと連携することで直ちに問題が明らかとなり、 院内感染の制御に貢献しています。

褥瘡対策チームのスタッフ紹介
医師
皮膚・排泄ケア特定・認定看護師
管理栄養士
理学療法士
薬剤師